オンリーわん

「オンリーわん・ストーリー」が生まれたきっかけは、自宅で昔の写真を整理していた時のことです。
「自分がいなくなった後、この写真も処分されてしまうだな」と考えると、寂しさがありました。


愛犬とのたくさんの楽しい思い出。
人間関係に悩んで苦しかったとき、愛犬がいてくれたことで心が救われたこと。
一緒に散歩に出かけた時間は、いつまでも心に残っています。

愛犬はペットではなく大切な家族。
だからこそ、愛犬が与えてくれたかけがえのないものを未来に残したい。
そんな思いが強くなっていきました。

でも、ただ残してもあまり意味がない、
できることなら、人にも喜んでもらえる形にしたい。
けれど、その答えはなかなか見つかりませんでした。


しばらくのあいだ、そのことが頭から離れませんでした。

そして、ある日。
長く考え続けた末にようやくたどり着いた答えが、「絵本」でした。

実は私は長年、全国の児童養護施設や保育園などで、子どもたちと関わってきました。
絵本は、子どもたちの想像力を育み、誰かとの会話や喜びを生み出す素敵なものです。

ある子は、大好きな一冊を何度も何度も繰り返し読んでいました。
ある子は、友達と並んで絵を眺めながら、物語だけでなく絵の細かい部分からも楽しみを見つけていました。
またある子は、寝る前にお母さんが読んでくれるひとときを心待ちにしていて、毎日うれしそうに借りる絵本を選んでいました。


絵本の中で生きる愛犬が子どもたちの心を育み、その絵本は子どもたちがいつまでも楽しく読んでくれる。
そんな願いで絵本作りをしています。